バグズライフはアリとキリギリスの話を今風にアレンジした内容の映画になっています!
主人公のフリックは女王の次女であるドットを励ますために種を見せようとしますが、近くに合った石を「種だと思って」とドットに言い聞かせました。
ドットはまだ子供(種)だから、これから成長していく。この小さな種が大きな木になるように、ドットもこれから活躍できるようになる。
というように説明しましたが、ドットは
「でもこれ石だよ?」
という反応。なんどもフリックは石を種と思って!と言いますが、結局その時は「でも石じゃん」というドットの反応で終わってしまいました。
物語が進んで、サーカスの仲間たちが戦士であるという嘘をついたままアリの国へ戻った時、作り物の鳥を作ってバッタを撃退する作戦を思いつきました。
しかし突如現れたサーカス団長のPTによってフリックのウソがばれてしまい、サーカスもフリックも出ていくはめになりました。
その間にバッタたちが襲来し、ドットがフリックに助けを求めるシーンがあります。
完全に自信を失っているフリックは「鳥の作り物は失敗作だ」といって、助けに行くことをためらいます。
そこに、ドットが石を持ってきます。
お待たせしました!この石を見て、なぜフリックはやる気を取り戻したのでしょう?
石のシーンの解説(2つの意味がある)
一つ目の意味
フリックはドットとサーカス団のみんなに鼓舞されると、ハリボテ鳥のことを失敗作というだけでなく自分自身も失敗作だと言います。
「あれは失敗作だ。僕と同じさ。」
その時にドットが石を見せることでフリック自身が自分の事をダメだと思っていても、まだまだ大きな成長をするチャンスがあることを示しました(フリックがドットを励ましたように)
二つ目の意味
フリックはドットに「種だと思って」といって石から想像を膨らませようとしました。
あの時のドットはつれないリアクションでしたが、きっと理解はしていたのでしょう。でないと、このタイミングでフリックに石を見せることができません。
石をフリックに見せることで
- ハリボテの鳥=石
- 本物の鳥=種
というふうにフリックの中でリンクしたのでしょう。ドットに石を使って種を想像させることができたのだから、バッタたちに本物の鳥と思わせることもできると感じたのでしょう。
まとめ
ディズニー映画は子供も楽しんでみることができるのが特徴です。
子供が飽きないシンプルな内容の中に、今回の「石」の表現のように少し考えないと難しい内容もあるので、大人も十分に楽しめますね(^^)/
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