女系天皇という言葉を聞いたことがあると思いますが、それに反対している人が多いこともご存じだと思います。
安倍晋三元首相が頑なに「女性・女系天皇に反対しているから」というのがある。在任中に「女性が輝く社会」を掲げ、女性活躍推進法を成立させた張本人が、皇室だけは男尊女卑というのでは筋が通るまい。安倍元首相だけではなく、菅義偉前首相も消極的な反対派で、ポスト菅の総裁選に出馬した岸田文雄氏、高市早苗氏も反対の意思を表明した。
引用元
自民党の偉い人たちは、みんな反対なんだね。
ただ、記事にある通り「女性が活躍する時代」「男尊女卑を失くす時代」と言っていながら
天皇になるのは男性にしよう
というのは何か不自然で、理由が気になりますよね?
今回はその問題点がわかるように、簡単にわかりやすく解説します!
女系天皇がダメな理由(問題点)
問題点1.(遺伝子)染色体が受け継がれない
染色体の話は理科で習った通り
女性:XX
男性:XY
です。つまり、男性を天皇とみなし続ければY染色体が昔から受け継がれていることになります。
この図で行くと緑のYだけが天皇家のYということです。
うんうん、でも過去に女性の天皇はいたよね?認めてるじゃん。
推古天皇など、過去の8人の天皇が女性でした。この場合染色体はXXです。
しかし、これは「男系の女性天皇」ということになります。
男系とは、「父親が天皇」という意味です。
8人の女系天皇のうち
- 4人は独身だった(兄弟や親族で、Y染色体を受け継ぐ方が次の天皇となった)
- 4人は夫も天皇のY染色体を受け継いでいた(天皇または皇族だった)
なのです。女性天皇の中で一般人の男性を迎え入れて子供を残した人はいないのです。これを認めることこそ「女系天皇を認める」ことになります。
女系天皇を認めないとしたら、愛子様は
- 皇室を離れる(一般人になる)
- 女性天皇になって独身を貫く
の二択しかないんだね。
そんなのかわいそう。認めてあげたらいいじゃん。
しかし、認めるという事は新しい問題を考えないといけません。
問題点2.皇室が乗っ取られる
一般人の男性を迎え入れた場合、
しかし、今の時代
染色体とか別にどうでもよくない?血筋であることには変わらないじゃん
という意見も出てきそうです。別の問題になるのですがそれが「乗っ取り問題」です。
ふっふっふ。僕の息子が天皇になるかもしれない。
簡単に言うとこういう考えになる人が生まれることになります。外国の工作員、天皇家の財産目的である可能性も0ではありません。
でもそれは、一般人から女性(天皇の妻となる人)を選んでくるときも同じリスクじゃ??
という意見も聞こえてきそうです。これは家柄は男性が引き継いでいくという昔からある常識を踏まえているので時代に合っているかというと微妙なのですが、やはり夫婦のリーダーシップをとるのは男性である可能性が高いという考えですね。
女性天皇に一般男性が婿入りしてきてもその男性(たとえば田中さん)がリーダーシップを握ってしまうとその息子の代(皇太子)から天皇家ではなく田中家が天皇としての主体になっていくと考えられます。
男尊女卑ではないかという新しい問題も見えてくるのですが、一般人が天皇の父親になるということを避けてきたことで、世界最長の王朝を維持してきたことは一理あります。
まとめ
他にもさまざまな問題がささやかれています
- 旧宮家を復活させるか
- 公務が女性には大変じゃないか
- 2600年の伝統を簡単に変えてよいのか
しかし、根本的な問題はやはり女系を認めるかどうかに集約されます。
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