新興宗教というとちょっとだけ危険なにおいがしますよね
カルト宗教というとさらに危険なにおいがプンプンします!
自分も家族も関わりなくないものだね
ただ、日本は宗教に対して疎いのも事実でこの二つの分類
- 新興宗教
- カルト宗教
について、わかりやすく解説していきたいと思います。
カルト宗教・新興宗教の意味と語源は?
カルトはカルタス(cultus)というラテン語から派生しました。
1617年に英語でカルト(cult)が最初に登場しました。フランス語のカルトは「崇拝」を意味し、ラテン語のカルトは「ケア、栽培、崇拝」を意味します。「人や物への献身」の意味は1829年からです。
元来は宗教的な行事を指す言葉であり、否定的・批判的なニュアンスはありませんでした。
批判的な使われ方をしたのは既存の宗教が他の宗教を差別的に「カルト的」と表現するようなことがあって、批判的な意味を持った言葉として広まったと言われています。
現代の使われ方としては、熱狂的で異例を認めない高圧的な団体というイメージだよね
日本では1990年代の統一教会からの脱会を目指した弁護士会や、オウム真理教などをメディアが報じた際にカルトという言葉を使用して広まりました。
続いて新興宗教ですが、こちらはそのままの意味で新興(新しく、勢力も強まっている)な宗教です。
具体的には明治維新以降の宗教を指す場合が多いようです。
カルト宗教と新興宗教の違いは?
一般的に理解されているカルト宗教の特徴をまとめました。
- 常識を超えたようなお布施
- 批判に対しては攻撃的に反応する
- 家族であっても理解しない人は敵
- 入信するまで明かされていない情報が多い
事件を起こすようなケースというのはこういったカルト宗教であることがほとんどです。
さて、ここで記事をまとめながら困ったことが起きました……
なんと新興宗教はカルト的な活動が指摘されていることが多いのです。
え、じゃあ区別できないじゃん
そう、新興宗教とカルト宗教とは区別できるものでは無く
- 新興宗教 → 新しい宗教
- カルト宗教 → 危険な宗教
という分かれ方なので新興でありカルトであるということがほとんどです。
現代では新興宗教という言葉自体に危険で批判的なニュアンスを含みますので、特定の信者さんと会話をするときはその宗教を「カルト」「新興宗教」のどちらで指摘しても良くないと思われます。
ただ、仮にとても温和な平和的な宗教があっても新しければ新興宗教ということになります。
この場合は新興宗教だけど、カルト宗教ではないよね
まとめ
このように新興宗教とカルト宗教を分類しようとするのはちょっとおかしいです。
例えるなら、新入社員と経理部の社員の違いは?みたいな感じになります。
経理部にも新入社員はいるし……みたいな笑
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