こんにちは!
小さい子供を持つ親にとって、言語が未発達なうちに英語を学ばせたいというのはよくある話だと思います。そんな中で、ダブルリミテッドという言葉を耳にしたことあると思います。
昔はセミリンガルと言われていたこの問題、幼児期に外国語を学ばせるご家庭においては避けて通れない問題と思いますので、世間で言われている問題は事実なのか?嘘なのか?何か対策が必要なのか?
実際に英語を学ばせている一人の親として、その真相に迫りたいと思います。
幼児英語教育によるダブルリミテッドってなに?
ダブルリミテッドとは、
二つの言語を聞いたり話したりすることができるが、どちらも年相応のレベルに到達していない状態
のことを言います。この状態が続くと、
- 学校での授業についていけない
- 幼稚な表現しかできない
- 論理的思考ができない
という問題が続くと指摘されています。
対策としては母語がしっかりとできるようになるまでは外国語教育に力を入れないことなどが言われているようです
しかし、一つの疑問が生まれます
どちらの言語も話せるのに、幼稚な人なんて見たことない、本当にそんな人いるの?
ということです
確かにそうよね。私の知り合いの外国語が堪能な人たちはみんな優秀な人ばかりね
調べていくと、日本人がダブルリミテッドに陥る可能性は極めて低いというカラクリが見えてきました!その理由についても解説していきます!
ダブルリミテッドはどんな人がなってしまうのか?
ダブルリミテッドの恐怖をあおるような記事は、探せばたくさん出てきます。
日本ではNPO法人にわとりの会が、ダブルリミテッドの子供たちの支援をやっているようなので少し抜粋しながら内容を理解しましょう
近年、日本には外国人居住者が増加し、それに伴い、公立学校にも外国人児童生徒が増えてきています(平成28年5月1日現在 80,119人 10年前と比べ約1万人増)。ブラジルやペルーなどの南米諸国、フィリピンや中国などのアジア諸国から来た子たちは「移動する子どもたち」、「多言語環境で育つ子どもたち」、「外国につながる子どもたち」などと呼ばれています。
にわとりの会HPより引用
この引用文に、日本におけるダブルリミテッドの全体像が見えています。
なるほど、日本人が英語教育を早いうちにやるから起きることではなく、外国人が日本語環境の学校で教育を受ける際に起きる問題がほとんどなんだね
もちろん、日本人が外国に居住している時には同じような現象が起きると思うけど、少なくとも日本人が日本国内に住んでいる間に起きる問題ではなさそうね
ダブルリミテッドという言葉が恐れられているのに、日本ではそういう人を見かけない謎が解けてきましたね。この問題は、インドシナ難民、中国帰国者、日系ブラジル人労働者の帰国に伴う2世3世などが中心になる問題のようです。
ダブルリミテッドに気を付けながら英語教育した方が良いのか
もちろん日本人が日本に住んでいながら絶対にダブルリミテッドに陥らないという訳ではないと思います
例えば、日本に住んでいるけど、インターナショナルスクールの言語が英語であるケースは注意が必要だと思います
しかし、こういったケースはかなり希少なケースだと思いますので、一般的な英語教育(英会話や自宅での読み聞かせ)を怖がる必要はほとんどないと言えそうです。
まとめ
もし、ダブルリミテッドやセミリンガル、限定的バイリンガルという言葉に、必要以上におびえてしまって幼児期の外国語教育をやめさせようとしている方がいらっしゃいましたら、
どんどん幼児期の外国語教育をしよう!
というのが、調べてみた結論になります(^^)僕自身、安心しました☆
もし、他に意見などある方がいましたらコメント頂けると嬉しいです!
それでは!
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